会社概要 蔵元のよこがお
株式会社 南部美人 五代目蔵元 久慈浩介
地元二戸市の福岡高校時代に参加した米国留学をきっかけに家業である「酒造り」への興味が目覚める。
日本酒の醸造スペシャリストが集まる東京農大醸造学科に進学し、大学2年から4年まで宮城県仙台市の勝山企業株式会社酒造部で「大学生の大吟醸」を東京農業大学醸造学科の小泉武夫教授の指導で造る。大学3年の時には9号酵母で有名な熊本の「香露」で実習。
日本酒以外でも沖縄県石垣島の泡盛「八重泉」で夏の間2年間アルバイトをして製造から営業まで他酒類の勉強にも励む。
大学卒業後南部美人に戻り、製造部長として酒造り全般を指揮。
2年目に初めて仕込みを任された大吟醸で全国新酒鑑評会の金賞を受賞。
その後、全国新酒鑑評会をはじめ様々なコンテストで金賞受賞。その中でも日本最大の杜氏派閥である「南部杜氏自醸清酒鑑評会」で2001年、2002年と2年連続(合計4回目)の首席第1位を獲得。 海外のコンテスト「モンドセレクション」では、8年連続のゴールドメダルを受賞するなど、輝かしい受賞歴を誇る。
2005年には岩手県青年卓越技能者表彰を最年少で受賞。
冬は蔵にこもって酒造りをし、オフシーズンの春夏は日本各地を飛び回り「南部美人」と日本酒の良さを伝える「南部美人ライブツアー」を開催。年に数回、全国の造り酒屋の仲間達とフランス、アメリカ、カナダ、香港、台湾などで酒の会やセミナーを開催。
早くからインターネット上にホームページを立ち上げ、日本全国、全世界の南部美人ファンの方々に毎日リアルタイムな情報を発信。
2006年から2008年まで地元の母校、福岡高等学校の学校評議員に選出される。
2008年12月には母校である東京農業大学の経営者大賞を受賞し、最年少で客員教授に就任。
さらに2009年には「糖類無添加リキュールの製造方法」で特許を取得。
未曾有の被害をもたらした「2011.3.11 東日本大震災」において、いち早く「ハナサケ!ニッポン!」の活動に参加し、被災地の地場産品を消費して頂く事による復興支援を訴えた。
さらに、「奇跡の一本松」の陸前高田市の復興を後押しする為、陸前高田市とタッグを組み、日本最北限の「ゆず」を使用した「糖類無添加ゆず酒」を商品化し、地元での販売を開始。 「ゆず酒は梅酒に次いで人気が高く、生産量が多い。北限のブランドとして世界に羽ばたくことができる。
『ないものねだり』ではなく『あるものいかし』で輝く岩手の創造に向け頑張りたい」と期待を込めた。
2006年からニューヨークジャピオン、上海・北京ジャピオンへ「五代目蔵元の地酒トーク」というコラムを毎週連載。 さらにカリフォルニアレストランニュース、ロンドンのベイスポ、ブラジルのニッケイ新聞でもコラムの連載をし、オーストラリアシドニーのJAMS.TVではwebコラムを執筆。
ジャピオンコラム1話~20話
ジャピオンコラム21話~40話
ジャピオンコラム41話_60話
ジャピオンコラム61話_77話
現在ではテレビをはじめラジオ、雑誌など数々のメディアに積極的に活用し、世界へむけて日本酒の文化的価値の向上を訴える。
出演テレビ・ラジオ
NHKラジオ盛岡放送局 「まじぇ5時」(午後5時から6時 月に1度のレギュラー)
カシオペアFM 「蔵の道」(月曜日から金曜日の午後5時55分から レギュラー)
- ※Youtube音声 カシオペアFM 蔵の道
公職
- 東京農業大学 客員教授
- 岩手県酒造組合 会長
岩手県酒造協同組合 代表理事 - 二戸市観光協会 理事
- 非営利特定法人カシオペア市民情報ネットワーク(カシオペアFM運営) 理事
- 一般社団法人日本吟醸酒協会 理事長(2021年より)
- 一般社団法人awa酒協会 副会長
- 二戸市商工会 常任理事
- 二戸法人会 理事
- 和醸和楽 副会長
特許関係
- 糖類無添加リキュールの製造方法(特許番号第4415072)
表彰関係
- 2005年
- 岩手県青年卓越技能者表彰(最年少受賞)
- 2008年
- 東京農業大学経営者大賞「経営者大賞」受賞
- 2012年
- 地域づくり総務大臣表彰「優秀賞」受賞
- 2012年
- 経済産業省 第4回ものづくり日本大賞「優秀賞」受賞
- 2014年
- 公益社団法人発明協会 平成26年度東北地方発明表彰「特許庁長官奨励賞」受賞