火入れ
南部美人では、お酒をしぼってから何日で火入れをする、というルールを決めています。たとえば大吟醸なら一週間以内とか、早いタイミングでの火入れが近年の酒造りではとても大事になります。先日しぼった最後のもろみもすでに火入れが行われ、これで本社蔵は本当に全ての製造過程が終了しました。昔の酒造りだと、しぼったお酒は生のまま春まで放置しておき、造り留が終わったら順番に火入れをしていましたが、現代の精密な酒造りでは火入れをそんなに遅くしてしまうと酒へのダメージが大きく出てしまいます。酒造りもたった20年ですが大きく進化しているんですね。