蔵元だより
南部美人inロンドン
南米大陸からヨーロッパへ無事に移動できました。南半球から一気に北半球へ。地球はこんなに近かったかな?と思えるほど、あっという間の約10時間でした。
ロンドンに入り、早速南部美人をロンドンで卸販売していただいているタザキフーズの古川社長と、エイドリアンとミーティングをしました。2年ぶりのロンドンということで、オリンピックを控えたロンドンの現状を教えていただき、私のほうからは東日本大震災では大変たくさんの応援をいただきましたので、そのお礼と、南部美人の震災後の現状や東北の酒蔵の震災後の状況などをお知らせしました。
さらには、ロンドンオリンピックを控えて、ロンドンもこれからさらに盛り上がってくることから、イベントの開催の話や、今後の販売について、様々な情報交換を行いました。タザキフーズを通して、南部美人がさらにロンドン市場に広がることを願っています。
その後、いつもお世話になっているロンドンに日本酒、焼酎専門レストランの「ROKA」で、スタッフの皆さんに南部美人のお酒の説明会を行いました。いつもお店でおいてもらっている「吟ぎんが」や「桶の民」を改めて皆さんに私の説明と一緒に試飲していただき、さらに南部美人の味わいについて理解を深めてもらいました。
さらに、今回は今後ロンドンで展開していこうと考えている糖類無添加梅酒とノンシュガースパークリング梅酒も味を見ていただきました。スタッフはソムリエのNatsukiさんだけ日本人で、あとはすべてイギリス人ですので、イギリス人の皆さんの反応が楽しみでしたが、みなさん文句なく「おいしい」という評価をいただきました。特にワインのソムリエをしているバーの担当者や、バーマネージャーから大変おいしいと評価をいただき、イギリスでも糖類無添加梅酒は受け入れられると感じました。さっそく輸出をしていきたいと思います。
さらに、岩手県久慈市出身のオーナーがベイカーストリート駅のすぐそばで開店している「なんぶ亭」にもお邪魔してきました。久慈市や野田村は今回の震災で大変な被害を受けましたので、そのお見舞いと、日本の現状についてお話をしてきました。
ロンドンはオリンピックを控えて、まち全体が活気を帯びているように感じました。オリンピックの際にも、日本料理のお店は繁盛することが予想され、今から力を入れてロンドンに日本酒をこれから啓蒙普及をさらにしていきたいと思います。