蔵元だより
中総体県大会出場
中学生の息子がやっている野球。中学生の部活動の最後にして最大の大会である中総体の二戸地区大会が行われています。3年生の息子はこの中総体が最後の大会。何とか県大会に進んでほしいという願いの中、昨日、悲願の県大会出場を見事決めてきました。ピッチャーをしている息子。5対1でリードしている6回表からリリーフで登板。昨日の試合は全校応援の試合で、大応援団の前でマウンドに走っていく後姿を見ながら、どうか悔いのないピッチングをしてほしいと願う反面、何かあって試合をひっくり返されたらもう二戸に住めなくなる、という恐れ。全校生徒のボルテージが最大に上がっている大応援の中マウンドで左腕から投げ込む球は、今までのどんな試合よりも力強く、そして気持ちの入った球が来ていました。6回を三者凡退。そして迎える最終回。相手も必死です。必死の攻撃を耐え、全校生徒の祈りの中、最後のバッターは相手チームでも1,2を争う好打者の左バッター。粘られながら、最後は変化球で空振り三振に仕留め、2回を投げて0点に抑えたウイニングボールを手に、大きなガッツポーズで悲願の県大会出場を決めることができました。中総体としては2年ぶりの県大会出場。先輩たちの無念を胸に、よくここまで頑張りました。最後のマウンドを息子を信じて任せてくれた監督、そして守り抜いてくれた8人の野手のみんな、ベンチから最高の激励を飛ばしてくれたチームメイト、そして全校生徒の応援と祈り、最高の舞台でした。試合に送り出すとき、悔いのないピッチングをするんだぞ、とそれだけを言って送り出しましたが、その通り、自分の能力のすべてを出し切ったと思います。昨日は父の日、最高のプレゼントを息子からもらいました。