酒は悪者ですか?
古来より酒は、伝統的に農産物の加工品として私たちの生活になくてはならない文化として根付いています。しかしながら、その酒は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の名のもと、飲食店における禁酒及び時短の政策により、いまや飲酒自体が憚れ、お酒のみが一方的に悪者にされています。この状況に我々は「そうではない、お酒は悪くない」とまず声を上げざる得ません。
日本の外食文化と関連産業の火を消さないでほしい
今や日本国内のみならず世界でも人気を博す日本食や日本の酒を根底で支えているのは、外食産業のみならず、農水畜産物の生産者、我々のような酒蔵・飲料生産者、各酒販店など流通関係者、そして、お店で使う器や備品の供給者に至る数多くの事業者とそこで働くスタッフたちです。もちろん、東京オリンピックやパラリンピックで世界からの賓客をもてなすのも我々の仕事のひとつでもありました。
現在の飲食店における禁酒と時短営業の政策は、我々関連する業界を中心に日々の営みの火を消しかねない問題であり、我々にとっては死活問題でもあります。
どうか、我々の日本の伝統産業である酒蔵をはじめ、世界に誇る飲食産業と関連産業の火を消さないでほしい。我々はアフターコロナの世界でもきっと、そして、絶対に日本にとって役に立つ存在のはずです。
我々は、禁酒及び時短政策の見直しを要望します
令和3年6月15日
和醸和楽
会 長 車多一成 株式会社車多酒造
次期会長 橋場友一 泉橋酒造株式会社
会員一同