蔵元だより
【クラフトジン・ウォッカ発売記者会見】
8月18日より、南部美人では初の蒸留酒となるクラフトジンとクラフトウォッカを発売開始しました。クラフトジンには二戸市の日本一の生産量を誇り、ユネスコの無形文化遺産登録もされている「漆」をボタニカルに使用し、ウォッカはこちらも日本一の生産量を誇る岩手県久慈市の白樺の木炭を使用してろ過をします。岩手の誇る2つの日本一を使って造る新たな、岩手でしか出来ないクラフトジンとクラフトウォッカとなりました。
どちらもコロナの影響で余ってしまう岩手の酒米をベーススピリッツに全て使用しており、酒米を余すことなく使うことが出来ました。
二戸市長、久慈市長、そして漆関係でうるしび合同会社の三角代表、炭関係で谷地林業の谷地社長にも同席していただき発売を報告させていただきました。
昨日、18日から先行販売として、蒸留所をイチから立ち上げ、最初のロットであるジンとウォッカを「ザ・ファーストロット」として先行発売します。その後、9月になってから通常のジンとウォッカが次のロットから販売になります。ザ・ファーストロットは全て私が手書きでロットナンバーを書いてお出しします。その中でロット番号1番に関しては、9月23日にシンワオークションに出品して、その売り上げは全額、漆振興のために二戸市へ、白樺の振興のために久慈市へ寄付させていただきます。
コロナで世界中、そして日本、岩手、みんな大きなダメージを負いました。南部美人も飲食店さんの酒類提供禁止などもあり、大きなダメージを負っていますが、コロナを立ち止まったままただやり過ごすわけにはいきません。クラフトジンとウォッカはコロナがあったから製造するきっかけになりました。コロナが無ければやっていない新規事業でもあります。
119年続く酒蔵と、ここまで必死に頑張ってくれている従業員を守るために、これからもコロナに負けずにやれる全ての手を使い、前を向いて走っていきたいと思います。酒米から造る、岩手の日本一を使用するクラフトジンとウォッカ、是非お楽しみください!
■クラフトジンとウォッカのページ
https://www.nanbubijin.jp/shopbrand/ct65/