蔵元だより
【「同じ釜の飯を食う!」を子供たちへ】
食物アレルギーのある子も無い子も同じテーブルでみんな一緒にご飯を食べてもらいたい。食物アレルギーのある子は命を守るためにアレルギー物質が混ざらないようにテーブルを離したり、みんなとは違うメニューの除去食を食べたりしています。これは命を守る、という観点ではとても正しい事です。しかし、日本には「同じ釜の飯を食う」というステキな言葉があります。小さいころからその体験が出来ないことは本当に残念で、何とかそれを実現できないか考えていました。
そんな中、南部美人が取り組む「ヴィーガン」の考え方を利用すれば、食物アレルギーの約70%を除去できるとわかり、世界一のヴィーガンレストラン「菜道」さんと、フードダイバーシティー(株)さんの協力で、アレルギーのある子も、無い子も同じテーブルで同じ食事をする日「ワンテーブルデー」を二戸市のチャイルドスクールで開催しました。
卵アレルギーのある子が嬉しそうに「はじめて卵(正確には卵に似せたもの)を食べれたよ」と笑顔で話してくれたことが忘れられません。
様々な食の制限のある子たちに、みんなと一緒にご飯を食べるという、ステキな「当たり前」をこれからも二戸から岩手全体へ、そして全国に広げていければうれしいです。
食後には園児からお礼の手作りの首飾りをもらいました。涙が止まりませんでした。
みんな一緒にご飯を食べる当たり前を全国へ!!!
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