蔵元だより
南部美人inボストン、NY、シカゴ その6
無事に帰国しました。
日本酒輸出協会が1997年に結成されてから、毎年開催しているアメリカミッションでしたが、今回も大変有意義な試飲会を開催することが出来ました。
昨年は東日本大震災の影響で、私は参加できずに、2年ぶりにこの試飲会ツアーに参加しましたが、アメリカは確実に日本酒ファンが増えていて、成長しているのだと実感しました。
昔ならNYは何となく形になって、他の地域だと、どうしても何十歩も遅れている感じでしたが、今回はボストン、シカゴとも、NYと同じとは言いませんが、かなり進歩しており、お客さんのレベルも数段上がっていました。
さらには現地の支援体制の充実も驚くべき成長でした。日本酒に風が吹いていると感じずにはいられないほど、現地の日本人、アメリカ人のスタッフが「日本酒頑張ろう」「日本酒を広げよう」という高い志を持っていることを感じることが出来ました。
1998年から手探りで行ってきたこの日本酒輸出協会の試飲会ですが、新しいステージにいけそうな感じもしました。
特にNYは、すでに新しい風が吹き始め、世界の日本酒を引っ張る市場として、可能性にあふれ、まだまだたくさんの銘柄や蔵元が今後も訪れる地域だと思いました。
日本酒を日本の伝統文化として世界に啓蒙普及する。私たちの高い理念が、政府の国家戦略としても採用され、これから日本酒は新しいステージに上り、世界へまた挑戦し続けます。ぜひ皆さんも応援してください。