私が理事長をしております一般社団法人日本吟醸酒協会のマレーシアでの吟醸酒を味わう会が在マレーシア日本国大使館との共催で、大使公邸で開催されました。私が理事長をお受けする際に所信表明で皆さんにお約束した、海外での吟醸酒普及のための試飲会をコロナ後やっと開催することが出来ました。高橋大使ご夫妻、大使館の皆様、公邸の皆様、そしてジェトロの皆様のお力が無ければ開催できませんでした。本当にありがとうございます！！

100名を超えるお客様が、参加した32の蔵元の吟醸酒の素晴らしさを感じていただけました。またどうしても参加できなかった蔵もお酒の出品をしていただき、吟醸酒協会加盟蔵元全員の力で「吟醸」というお酒の素晴らしさをマレーシアの皆様に伝える事が出来ました。

吟醸酒協会は1981年に私達の父の代の皆さんが、まだ吟醸という言葉が日本に全く広がっていない時代に、この素晴らしい吟醸の魅力と言葉を日本中に知ってもらおうと結成した団体です。2023年の今、吟醸という言葉は日本では当たり前に高品質な日本酒の代名詞となり、吟醸は日本の多くの蔵元が醸し、たくさんの日本酒ファンの皆様に愛されています。

父の世代が日本中に吟醸を広めたその先に、私達世代は何をするのか。日本の素晴らしい価値となった吟醸を、次は世界へ伝えていく。それこそが今を生きる私達の使命であり責務であると私は思っています。

その第1歩を今年、吟醸酒協会はマレーシアの地で踏み出すことが出来ました。

「吟醸を世界の言葉に」

この想いを会員蔵元全員で共有し、これからも吟醸の価値を日本中、そして世界中に伝えていきたいと思います。それが出来るのは日本吟醸酒協会なのです。

日本の愛飲家の皆様の愛していただいている吟醸が世界の言葉になる。そんな未来を夢見て、さらに吟醸酒協会は頑張っていきますので、応援よろしくお願いします！！