蔵元だより
【南部美人in中東、東欧、南米、メキシコその6】
トルコ最後の夜はトルコを代表する地酒「ラク(raki)」をいただきました。ぶどうを原材料とした蒸留酒で、アニスなどの中東で古くから使われてきたスパイスで香りづけされております。独特の甘い香りが特徴です。ラク自体は無色透明なのですが、水を注ぐと白く濁ります。これはアルコール度数が下がる事でアニスの油分が分離することからおこるそうです。不思議なお酒です。私は苦手ではありませんでしたが、たくさん飲めるか、となるとなかなか難しい気もしました。間違いなく日本料理とは合いませんが、最後の夜にトルコらしいお酒を飲めたことは素晴らしい経験になりました。
その後、次の日の朝、イスタンブールから次は東欧のチェコ共和国の首都プラハに移動しました。プラハはヨーロッパの中でも伝統あるまちで、ヨーロッパでも随一の美しいまちだそうです。コロナ中にチェコとの取引が始まりましたのでお邪魔しに来ました。
プラハで和食といえば「雅」。チェコ人女性のダリアさんが経営する和食レストランで、以前も1度お邪魔しました。今回も到着後すぐにお邪魔しましたが、何と中庭のところに茶室も兼ねた素晴らしいお部屋が出来ておりました。お庭もしっかりとつくられており、お庭を見ながら日本酒を楽しむ会などを開催しているそうです。そこで夕食をご馳走になりました。このお部屋を見に来る方々も多いそうで、お店も大変にぎわっていました。