蔵元だより
【南部美人in中東、東欧、南米、メキシコその11】
ブラジルにはリベルダージという南米でも最大の東洋人街があります。そこには「ニッケイパレスホテル」という日系人が経営するホテルがあります。朝食も和食が食べられ、ランチは和食を中心にしたバイキングが大人気です。そのニッケイパレスホテルで「FESTIVAL DO SAKE 2024」が開催され、今回は南部人を特集していただきました。50名近いブラジル人のお客様に参加していただき、南部美人の蔵の説明やお酒の説明などをして、その後に南部美人の特別純米酒の試飲もしていただきした。質疑の時間は何と1時間もあり、質問が止まりませんでした。それほど今、ブラジルの市場は日本酒に対して大きな関心を示しており、私がブラジルに輸出を始めた2004年と比べたら、この20年で大きな進化を遂げています。
米から造っているのになぜフルーツの味がするのか、という質問から、生酒のフレッシュな期間についての質問や、日本酒を飲む最適なグラスを教えてほしい、という上級の質問まで本当にたくさんありました。大いなる可能性を秘めている南米で、そのトップを走るブラジル。これからが本当に楽しみです。