蔵元だより
【南部美人in中東、東欧、南米、メキシコその12】
南部美人がブラジルに初めてお酒を輸出したのが2004年、ちょうど20年ほど前でした。きっかけはニューヨーク岩手県人会の岩崎会長が私に「南部美人はニューヨークで満足する酒じゃない。もっと世界は広い」と言ってその場でブラジル岩手県人会の当時の千田会長に電話をしてくれました。そこからご縁をいただき、ブラジルの日本祭りという大きなイベントで岩手県人会がブースで岩手の物産が当時はブラジルに何もなく、とても困っていて、南部美人のお酒を出したい、という事で、一升瓶30本の輸出からスタートしました。今、ブラジルで南部美人が愛飲され、ある程度の知名度があるのも、全てブラジル岩手県人会の皆様のおかげです。
今回もサンパウロのリベルダージにあるブラジル岩手県人会館を訪問してきました。千田前会長は84歳でまだまだお元気でした。そして新会長になったマウロさんとも久しぶりにお会いしました。コロナ以降、6年ぶりのブラジル訪問ですので、本当に懐かしいお話しに花が咲きました。まだまだお元気でいてほしいです。
その後、南部美人をブラジルに卸販売していただいているMEGA SAKEの冷蔵倉庫を見に行ってきました。MEGA SAKEでは、日本からもマイナス5度の冷蔵コンテナでブラジルまでお酒を運び、自社の2度以下の冷蔵倉庫で全て保管、菅理をしています。ブラジルはじめ南米でもこれだけしっかりとした冷蔵管理を徹底している会社は無いのではないかと思います。安心して私達のお酒をお願いすることが出来ます。素晴らしい品質管理という価値を高めていただき、心から感謝しかありません。