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【南部美人in中東、東欧、南米、メキシコその17】

マチュピチュへの出発の地はペルーのクスコというところになります。私は今回チリのサンティアゴからクスコへの直行便で移動。クスコに泊まりましたが、クスコは標高が3399mと富士山の標高3776mに近い町です。高山病に気を付けなければいけません。高山病にならないようにペルーの伝統的な「コカ茶」を飲むように言われ、恐る恐る飲んで寝ましたが、高山病とかにはなりませんでした。

マチュピチュは2430mとクスコよりも低いところにあります。ただ、移動するには一度クスコから車で1時間30分かけて山を下り、そこからペルーレイルでOLLANTAYTAMBO駅から出発。1時間30分かけてマチュピチュ駅まで行き、そこからバスで30分かけてマチュピチュ遺跡に一気に2400m近くを登ります。帰りもこれと同じ工程で戻りますので、朝5時頃クスコを出て、夜20時頃クスコに帰るようなパターンになりますが、クスコからはマチュピチュは日帰り可能です。

そんな高山のまちのクスコはインカ時代は中心都市だったようで、山頂のまちは坂道がすごくてこんな高山で坂道ばかりで歩いたらダウンしてしまいそうでした。クスコに日帰りでマチュピチュから戻り、日本食レストランを調べてみたら、2店あるという事で、その中で日本人のご夫婦が経営する「PUCARA」さんにお邪魔しました。ペルー料理がメインですが、最後のページにはラーメンやカレー、かつ丼などのメニューが並びます。残念ながら日本酒は宝酒造さんの小さなボトルがたまに入る、ということでした。今回はそれもありませんでした。ラーメンを食べて、オーナーご夫妻にご挨拶をさせていただきました。そこから話が盛り上がり、特にご主人がペルーの伝統的な醸造酒である「チチャ」というトウモロコシを発芽させて発酵させるお酒を自分で造っているということで、味見をさせていただきました。今まで飲んだどんな醸造酒とも違う味わいで、アルコール3%という事でしたが、なかなかこういった地域の酒を飲む経験は無いので、本当に勉強になりました。そして、なんと、このお店のお酒の仕入れ先はこの後行く、リマのスーパーニッケイさんということで、メールで南部美人の紹介もされていた、という事で、特別純米の300mlをお店のメニューに入れてもらいました!!

マチュピチュに行った帰りに、打ち上げのような形で訪れた日本食とペルー料理のレストランで思わぬ出会いから南部美人がリマだけではなくクスコにも導入が決まり、本当に素晴らしい1日になりました。

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