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【南部美人in北米 その9】

無事に帰国しました。湿気の無いカリフォルニアと違い、日本はさすがにジメジメすごいです。今回は日本吟醸酒協会の理事長として前半は動き、後半は南部美人の社長として動きました。公の職が増えるとなかなか大変ですが、吟醸酒協会のメンバーの皆さんにも喜んでいただけたので良かったです。
そんな中、カリフォルニアで今回はものすごい体験をしてきました。すでに実装されているAIと車の屋根に360度カメラや車の前後左右のセンサーを利用した無人タクシー「ウェイモ」に乗ってきました。運転席に人はいません。アプリで呼んで乗るのですが、一般道で人も車も多いSFで本当に大丈夫なのか心配でしたが、全く人が運転しているのと変わらない様子は驚きのすごさでした!!その様子は以下のページから動画で撮影してきましたのでご覧ください。

説明しているのはSF在住の岩手出身のチカさんで、南部美人のカリフォルニアでの販売のサポートや酒の試飲イベントなどを独自に開催している方です。
これに乗って、私が1番感じた事は、この無人タクシーのシステムが当たり前になれば、日本から、そして世界から「飲酒運転」が無くなるのではないか、ということです。タクシーだけではなく将来自分の車も自動運転になるはずです。そうなると「車だから飲めない」ということは無くなり、車は迎えにきて送っていく存在になるという事です。私達酒造業界にとって長年の苦悩である飲酒運転が無くなれば、その未来は素晴らしいものになると思いました。
それ以外にも都会ではなく岩手のような田舎でこの自動運転が当たり前になれば、年配者の車の運転も無くなり買い物難民の解決や運転操作を誤っての悲惨な事故も無くなります。さらに子供の部活や塾などの送迎も全てこの自動運転の車で出来れば、子育てでとても労力の使う親による送迎がなくなります。
もちろん、今現在のタクシーやバスの運転手さんたちの仕事を奪ってしまう事に将来なるかもしれませんし、安全性の向上はまだまだ必要でしょう。しかし問題はあっても、それ以上に素晴らしい未来をこの自動運転は私に見せてくれました。
日本も早く法律整備を進めて、是非飲酒運転の無い世の中に出来るだけ早く近づいてほしいと思います。

*動画はこちらからご覧ください。

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