蔵元だより
【南部美人in北米、パナマ、ペルー その6】
ニューヨークを後にして、次の訪問はアメリカ最大の酒米の生産地であり、南部美人が技術協力をするアメリカのSAKEの蔵元「オリガミサケ」のあるアーカンソー州へ入りました。オリガミサケの副社長であるベン・ベル氏が10年前に南部美人に2年間、アーカンソー州ホットスプリングス市から酒造りの研修に来て、アメリカでの酒造りを夢見て頑張っていました。そのベン・ベル氏と、パートナーのマッド社長が出会い、3年前にオリガミサケがスタートしました。ベン・ベル氏の強い想いと、南部杜氏の最新の伝統ある技術が融合して、アメリカの山田錦をはじめとする最大の酒米の産地のアーカンソー州でのSAKE造り。アメリカでもたくさんのSAKEの蔵が今スタートしていますが、そのアメリカ産山田錦はアーカンソー州が供給しており、その聖地に酒蔵がある事の意味は大きく、これからも本当に頑張ってほしいです。
今回は日本酒グラスの専門である木本硝子の木本社長と日本のお箸の専門店であるはし藤本店の若旦那と社員の海宝さんも一緒に訪問しており、日本文化とアメリカ産のSAKEの関係性などもたくさんお話ししていただきました。オリガミサケ、どんどん発展しており、その味わいは1年前から比べると何倍も品質が高まっています。これからもさらに高品質なSAKEをアメリカの酒米の聖地アーカンソーで造り続けてほしいです。