蔵元だより
【南部美人inNY、南米、欧州 その23(フィンランド)】
ウィーンから北欧のフィンランドに入りました。ヘルシンキはもうすっかり真冬で一面真っ白の雪です。ヘルシンキで今後の新規取引に関する打ち合わせなどと市場調査を行い、その後、ヘルシンキから飛行機で1時間半ほど北へ行き、北極圏に近いまち「ロヴァニエミ」に入りました。このまちはサンタクロース村などが有名ですが、今回私がどうしてもこの地に来たかった理由は「オーロラ」です。オーロラにはたった2日間しか時間を取る事が出来ませんでした、二夜に勝負をかけてやってきました。
今年、太陽の活動が活発になってきていて、オーロラ見ることが出来る確率があがっているとニュースで知り、せっかくフィンランドまで行くのなら、一生のうち一度は見てみたかったオーロラを見に極寒のロヴァニエミに入りました。ここはヘルシンキなど比にならないくらい寒く、朝はマイナス20度近くでした。雪もずっと多くて、岩手の一番寒いスキー場の頂上みたいな状態が毎日続いている感じです。
そんな中で、ロシアからマクドナルドが撤退したことで、ロヴァニエミのマクドナルドが見事世界最北端のマクドナルドになったそうで、行ってきました。このマクドナルドはサンタクロースのオフィスも兼ねているそうです。お店に行くと、この店にしかない最北端のマクドナルドのポストカードがもらえます。ありがたくいただいてきました。
さらに、ヘルシンキには和食レストランはもちろん多いのですが、小さな町のロヴァニエミにも和食レストランはあります。その1つの「OZAKI TEPPANYAKI」に行ってきました。残念ながら日本酒はありませんでしたが、チョーヤの梅酒はありました。寿司などもしっかりと食べられます。なかなか美味しかったです。さすが海産物の豊富な国だと感じました。
さて、夜は遅い時間からオーロラツアーに参加します。天気は曇り。オーロラ予報のアプリも入れていますが、見られるかどうかは半々な感じです。車で1時間ほど光の無い郊外に行き待機していましたが・・・。
残念ながら初日はオーロラを見ることが出来ませんでした・・・。私もかなり運が良い方だと自分では思っていますが、人生そう上手くいきません・・・。あれだけ寒い中、夜中まで待ったのですが、雲の影響で難しいとの事。ガイドさんは英語、イタリア語、スペイン語、三か国語で説明してくれています。すごいと感じました。寒い中一緒に待つので、もう8人のチームは同志みたいに仲良くなります。
しかし、オーロラは自然現象。イースター島のモアイと違い、いつも見ることが出来るわけではありません。あとは残り一夜・・・。最後の日に全てを懸けます。