蔵元だより
【南部美人inNY、南米、欧州 その24(フィンランド)】
夢が叶いました!!!!!!オーロラ、見事見ることが出来ました!!!!
昨夜の悪夢から1日あけて最後の日のオーロラへの挑戦がはじまります。
今回はさらに車で2時間も郊外に行き、予報やガイドさんの経験、そして何よりも様々な情報を駆使してオーロラを追いかけます。天気は車に乗っているうちに、どんどん晴れてきて星がとんでもなく綺麗に見えます。期待と不安で狭い車の中はみんな無言。
到着した場所は、何もない雪の平原。中島美嘉の「雪の華」が頭の中で流れます。外に出た瞬間に自分の目ではしっかりとオーロラを確認出来ませんでしたが、ガイドさんのカメラを除くと、見事に夜空にオーロラが映し出されています!!!!肉眼で見えなくても、高性能カメラではオーロラが映るそうで、これには驚きました。そしてしばらくして目が慣れてきて、さらに空が晴れてきたら、肉眼で緑のオーロラが見えるようになってきました。もう大感動です!!!人生でこれだけ感動した瞬間はありません。マチュピチュもアンコールワットもモアイも「行けば見られる」のですが、オーロラは運と天気との勝負。一週間もいられたら確率もあがりますが、今回は二夜だけ。私は本当に運がいいと思いました。自分のカメラでも、ガイドさんのカメラでもしっかりと写真を撮影して、帰路につきますが、ガイドさんから凍った湖でオーロラが肉眼でとてもはっきりと見えている情報が入ったから行こう、と言います。全員「YES」で20分ほどさらに奥地に移動。時間は夜中の1時過ぎ。車を降りると歓声があがります。はっきりとくっきりと何色ものオーロラが肉眼で目の前で見ることが出来ました!!!これはすごい!!!カメラで撮影している時間がもったいないほどのオーロラショー。夜空は何色もの色に染められ、何度も何度も変化します。まさに動画とかで見ていたオーロラでした!!!!
みんな満足して最高に盛り上がって帰りの車はすごい事になりました。もう言葉なんて関係ないです。1つの気持ち「オーロラ最高」を伝え合うのに言語など全く意味を成しません。それぞれの言葉で、伝わりそうな英語ではなく、自分の言葉で感動を伝え合います。日本人は私一人。日本語で、最高の感動をみんなに伝えました!!!この時間を共有できた奇跡の仲間8人。イスラム教の若い女性は涙を流して感動していました。白人のおじいちゃんとおばあちゃんは抱き合って泣いていました。本当に素晴らしい経験をさせてもらいました。言葉など感動の前に何一つ意味を成さない。これが分かっただけでも最高の経験でした。いつか私達の日本酒もそういった、言葉など意味を成さないほどの感動を呼べる酒になりたいものです。ありがとう、ロヴァニエミ!!!