2024年12月31日、大みそか。今年も今日で終わります。2024年は南部美人にとって、良い事も大変な事も多くある年でした。3月には岩手県としては初の岩手県新酒鑑評会で知事賞第1位を本社蔵、第2位を馬仙峡蔵が受賞。ワンツーフィニッシュという初の快挙を成し遂げました。全国新酒鑑評会も当然金賞受賞。そのほか様々な国内外のコンテストでの受賞をさせていただきました。

5月には私が岩手県酒造組合の会長に就任。父がやってきた岩手県酒造組合の会長という職を親子で出来る事は、天国の父、そして祖父はとても喜んでいると思います。私の父が岩手県酒造組合の会長に就任した時、一番喜んでいたのは祖父だったそうです。

コロナ後の世界の南部美人取り扱い先の社長と関係の再構築をする1年でもありました。4年以上リアルに会っていない（zoomなどでは会っている）大事なお得意先を2023年、2024年と2年かけてほぼ全てまわらせていただきました。コロナ後の南部美人の酒造りの進化、変わらないフィロソフィーなど時間をかけてトップ同士で話し合う私にしか出来ないとても貴重な時間でした。ただ、とてつもなく膨大な時間とお金もかかりました。これがほぼ終わりましたので、今後は担当者間でのやり取りがさらに活発になってきます。やっと世界に向けてコロナ後の再稼働がスタートするのが来年、2025年になります。

新しい挑戦であるウィスキーや、ギャルの皆さんと取り組むお酒の開発、様々な挑戦もした2024年でした。

しかし、米代の大変な高騰、それ以外の燃料費などの高騰もあり、会社の経営としては本当に苦しい選択の連続の1年でもありました。これはまだまだ来年以降も続くと思いますが、122年の歴史を大切にし、さらに頑張っていきます。

1年間本当にありがとうございます。たくさん南部美人を愛飲していただき感謝申し上げます。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。