蔵元だより
3月22日
南部美人に37年務めてくれた年配の社員さんが3月で定年退職します。私が幼稚園のころから南部美人で働いてくれていて、まさに今のように日本中、世界中に南部美人が飲まれる前の、大変難しい時代を、うちの社長と一緒に頑張ってきた功労者です。
私も小さいころはプライベートで一緒にスキーに連れて行ってもらったり、今でも私の息子の野球の試合を観戦に来てくれたりと、久慈家との縁も大変深い方です。
今現在の南部美人があるのは、まさにその方のおかげでもあると思っています。
そんな功績に敬意を表し、さらには私のどうしても社員全員で盛大に送り出したい、という思いもあり、昨日は全社員で送別会を開催させていただきました。
全員からお疲れ様でしたのコメントを頂いたり、古い時代の写真を展示したり、とても温かく送り出すことが出来たと思っています。
会社の歴史は今この瞬間だけの評価ではなく、長い歴史を重ねてきた方々の力の上に今があるのだと、改めて感じた一夜でした。