蔵元だより
4月7日
岩手をはじめ、日本の酒蔵は、ほとんどが3月で酒造りを終了するところが多いです。これは蔵で酒をつくる杜氏さんはじめ、蔵人が、農家の出稼ぎの方が多く、春には田植えがあるため、酒蔵の仕事をその前に終わらせて故郷に戻る方が多いためです。
また、酒造り自体が冬の仕事なので、暖かくなるころに酒造りは必然的に終了します。
しかし、南部美人では、出稼ぎでの酒造りではなく、社員での酒造りをしていることや、蔵の冷蔵設備を強化していること、さらには岩手の寒い気候を最大限利用する酒造りの仕方を確立してきたことから、4月に入ってもまだ酒造りが続いています。
まだまだ気を抜けない毎日が続きますが、高品質な酒造りを目指して、しっかりと頑張っていきたいと思います。