蔵元だより
南部美人inロサンゼルス、トロント その6
無事にトロントから帰国しました。
今回も大変有意義な出張となりました。アメリカはニューヨークを中心に、日本酒の勢いが近年大変大きくなってきています。しかし、カナダは、LCBOの制度もあり、税金もアメリカより高く、どうしても日本酒普及の勢いが感じにくい国でしたが、昨年からはじまったカンパイトロントのイベントのようの、間違いなくカナダの皆さんは日本酒を待っている、流通のスピードが速くなれば、浸透のスピードも確実に早まると感じました。
ニューヨークとトロントは飛行機で1時間ちょっとの距離ですが、その近い距離が、日本酒の現状では6時間にも8時間にも思えるくらい遠かったものが、少しずつ近づいてきています。
これからの蔵元の頑張りが、もっと期待される、そんな国だと思いました。
さて、トロントで私はフリーペーパーに日本酒の基礎的なお話をコラムとして連載しています。その連載をしているフリーペーパー「bits」の編集部にも今回お邪魔してきました。いつも私の原稿を受け取っていただく担当者の方や、編集、デザインの方々など、様々な方々とお話をしてきました。
ここでも確実に日本酒の話題が毎月出ているということは、カナダ在住の日本人の意識も変えていくということで、ニューヨークでもコラム連載をしておりましたが、それが大きな日本人の日本酒の意識変革につながったので、カナダでもしっかりと頑張っていきたいと思います。