蔵元だより
南部美人inニューヨーク その4
国連本部へ市長はじめ、今回の二戸市のNYミッションに参加している皆さんで行ってきました。私が大変お世話になっている方が国連に勤務しており、色々とご案内をしていただきました。
その中でも、地雷の展示の場所では、地雷がつくられる費用はたった3ドルで、その地雷の撤去にはその何千倍の費用がかかるとの説明を受けました。たった3ドルで地雷が出来てしまうなら、戦争中の国は簡単に地雷を作って敵の戦力を裂くことができますし、もっと驚いたのは、その地雷にかわいいペイントなどをして、子ども達が手に取りやすくして、子ども達を地雷の被害に故意的に合わせているという事実もあるそうで、胸がはち切れんばかりの悲しさと、虚しさ、そしてその非道に心から怒りを覚えました。
しかし、世界のどこかでは、そういったことが今この瞬間でも当たり前に行われており、小さな命が失われていく。日本は豊かで平和なことが「当たり前」と思って生活している自分が情けなくなりました。
国連の内部を見学させていただき、あらためて世界平和があってこその日本であり、二戸であると思いました。
9月には国連総会も開催され、安倍総理大臣もおいでになるということでした。
あらためて、ニュヨークに来て、国連を見て学ぶことで、世界平和の尊さと、それがあってこその今回のPRミッションも行えるのだと、日本の平和に感謝する一日となりました。