蔵元だより
1月17日
仙台国税局鑑定官室の先生方が恒例の技術指導にやってきました。
毎年この時期に必ず来ていただき、仕込み中の大吟醸のもろみを中心に、麹つくりは大丈夫か、酒母の状態は万全かなど、色々な角度から専門の先生に酒造りを見ていただいております。
仙台からわざわざ来ていただけるのもありがたいのですが、お話をしながら今年の傾向や、東北の酒蔵の近況、そして最新の技術についての詳細説明などもいただき、年に一度、大変勉強になっております。
今回も良いお酒にするために、様々な指導をいただきましたので、しっかりと理解しながら前に進んでいきたいと思います。
前杜氏の亡くなった山口一杜氏は「酒造りは毎年が1年生」というのが口癖でした。昨年どんなに良い酒が出来ても、今年の酒造りは今年の酒造りで、1から勉強しなおすのだ、ということでした。
奢らず、油断せず、先代の杜氏の教えを今また再び自分に言い聞かせ、今年の酒造りも進めていきたいと思います。